AWS EC2などを使っていて、Pythonはインストールされているのにpipが使えないなんてことないでしょうか。
そんなニッチなとき「pipがインストールされているか確認する方法」、「pipをインストールする方法」、「pipにパスを通す方法」を紹介します。
pipがインストールされているか確認する方法
以下2通りのコマンドを実行し、いずれも「command not found」と出るならpipをインストールする必要があります。
$ pip -v
もしくは
$ pip3 -v
$ python -m pip -v
もしくは
$ python3 -m pip -v
「pip -v」は実行できないが、「python -m pip -v」は実行できるということであれば、pipはインストールされているがパスが通っていないということになります。
その場合はpipにパスを通す方法を参照してください。
pipをインストールする方法
pipをインストールするコマンドはpythonのバージョンにより異なるため、事前に以下のコマンドでバージョンを確認します。
$ python --version
python3系がインストールされている場合
python3系のpipをインストールする場合には以下のコマンドを実行します。
$ wget https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
$ python get-pip.py
python2系がインストールされている場合
python2系のpipをインストールする場合には以下のコマンドを実行します。
$ wget https://bootstrap.pypa.io/pip/2.7/get-pip.py
$ python get-pip.py
pipがインストールされているか確認
pipがインストールされているか確認する方法と同様にpipがインストールできたか確認します。
pipにパスが通っていない場合は以下を実施します。
pipにパスを通す方法
以下のコマンドでpipが「~/.local/bin」配下に置かれているか確認します。
$ ls ~/.local/bin
以下のようにpipがあればOK。
pipが置かれていることが確認出来たら、以下のコマンドでパスを通します。
$ export PATH=$PATH:~/.local/bin
パスを通したら、pipコマンドが実行できるか確認します。
$ pip -v
もしくは
$ pip3 -v
以上です。