はじめに
Rolandの電子ドラムを買う際に、セットで買うかパーツごと単品をゆっくりそろえていくか迷うことがあると思います。
今回は電子ドラムのセットTD-27kvをセットで買う場合とパーツごと単品で買う場合で考えてみます。
各キットの費用感をまとめてみた
Rolandの電子ドラムはいくつかセットで販売されており、TD-50モデルがハイエンドモデルとなります。(Roland公式ホームページ)
ただし、以下をみてわかる通り、TD-50は50万円を超えてくるのでなかなか手が出ないと思います。
TD-50 シリーズ | フラッグシップモデル。50万円オーバーの費用感。 | |
TD-27 シリーズ | TD-50のクオリティをシンプルにまとめたハイスタンダードモデル。30万円オーバーの費用感。TD-27kvは2020年1月に発売したみたいです。 | |
TD-25シリーズ | TD-27シリーズよりさらに安く、20万円オーバーの費用感。TD-25シリーズは2015年頃からあるみたいです。 | |
TD-17シリーズ | TD-17kv-sが14万円ほど。2018年頃からあるみたいです。 | |
TD-07シリーズ | エントリーモデルとしてはまぁまぁの費用感。TD-07kvで11.5万円ほど。内容的にはTD-17とあまり変わらないと思いますが、TD-07kvだとスネアが小さいですね。少し叩きにくさがあると思います。 | |
TD-01シリーズ | TD-01kvで6万円ほど。TD-07シリーズと比べると半額くらいになりますが、正直ちゃんとドラムが叩きたいなら買っても意味ないかもしれませんね。練習になるかどうか。。 |
上記をみて、個人的に気になったのはTD-25シリーズとTD-27シリーズの違いです。
私はTD07シリーズ相当の電子ドラムを持っていますが、一つステップアップする際にどちらを買うか迷いました。そこでTD-25シリーズとTD-27シリーズの違いについて触れていきます。
TD-25シリーズとTD-27シリーズの違い
各パーツの比較表を作ってみました。
部位 | TD-25K-S | 値段 | TD-27KV | 値段 |
音源モジュール | TD-25 | TD-27 | ||
バスドラム | KD-9 | KD-10 | ||
ハイハット | VH-11 | VH-10 | ||
スネア | PDX-100 | PD-140DS | ||
タム1 | PDX-6 | PDX-100 | ||
タム2 | PDX-6 | PDX-100 | ||
フロアタム | PDX-8 | PDX-100 | ||
クラッシュシンバル | CY-12C | CY-12C | ||
クラッシュシンバル2 | なし | なし | CY-13R | |
ライドシンバル | CY-13R | CY-18DR |
上記を集計すると単体購入時のパーツの値段は以下となりました。
キット | 上記合計価格 | セット購入時価格 | セット購入時の割引 |
TD-25K-S | ¥265,100 | ¥215,600 | -¥49,500 |
TD-27KV | ¥405,900 | ¥303,600 | -¥102,300 |
上記をみると、TD-27KVのほうがセット購入時のお得感が高いですね。
また、実際ドラムをするならスタジオに設置されているドラムに合わせてクラッシュは2つ欲しい場合が多いと思います。TD25K-Sを買って、単品でクラッシュシンバル(CY-13R)を買うと¥233,200かかると思っておいたほうが良いかもしれませんね。
また、上記の中でパッと見て気になるのは、TD-25シリーズのタムですね。
PDX-6やPDX-8の画像をよく見るとわかるのですが、黒いふち(リム)の内側に白いプラスチック部分があると思います。
この白いプラスチック部分はスティックで叩いてしまうとバチッという嫌な音がするので気を使って叩くことになります。また、実際に叩けるメッシュの部分も小さいということになります。
これらを買い替えることを考えるなら、TD-27KVをあらかじめ買ってしまったほうがコストメリットがあるように思います。
また、TD-25シリーズとTD-27シリーズの大きな違いとして音源モジュールがあります。以下でそちらについても触れてみます。
TD-25音源モジュールとTD-27音源モジュールの違い
TD-25音源モジュールとTD-27音源モジュールは上記のとおり、値段としては2万円ほどですが、できることが大きく違います。
TD-27音源モジュールはTD-50音源モジュールと同様に「デジタル・パッド」機能が使えるのです。(ローランド公式HPより)
デジタルパッドを使うことで以下のメリットがあります。
- 高レスポンス(打撃から音出力までの遅延が低減)
- ショットのニュアンスが表現される(叩いた場所、強さによる表現ができる)
また、TD-27はBluetooth接続に対応していたり、音源設定でマイクの場所までいじれたりと機能が大幅にアップしています。
おわりに
いかがでしょうか。上記を考慮すると、TD-25とTD-27の比較では「TD-27シリーズ」に軍配が上がると考えられます。
また、ざっくりとRoland電子ドラムキットの全体感と費用感が分かったのではないでしょうか。
私はTD-07相当の電子ドラムからステップアップを考えており、TD-25とTD-27の比較を行いましたが、TD-25を買って、TD-27にステップアップするよりはお金を貯めてTD-27を買ったほうが効率的だと気が付きました。
今回は以上です。